アトピー性皮膚炎は、一度発症してしまうと完治することが非常に難しい病気であると言われています。根気強くつきあっていかなければならない病気ですが、症状を軽くすることは可能となるので、通院や薬物治療のほかに家庭の日常生活で留意するポイントについて考えてみましょう。まず、身の回りを常に清潔に保つことです。皮膚に炎症が起きると、表面に細菌が繁殖しやすい状態になるので、汗や汚れは症状を悪化させる原因となってしまいます。夜だけでなく朝もシャワーを浴びて汗や汚れを洗い流すようにすると皮膚を清潔に保つことができます。皮膚が乾燥しないようにぬるめのお湯で石鹸やタオルを使用せずに、優しく洗い流すようにするといいでしょう。

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。寝具をいつも清潔に保つこともアトピー性皮膚炎を悪化させないためのポイントであると言えます。パジャマや別途カバー、シーツや枕カバーなど、直接肌に触れるものはなるべくこまめに取り替えるようにしましょう。季節によってダニが繁殖する時期もあるので、天日干しや掃除機を使ってダニを取り除くことも大切なことです。また、ハウスダストが与える影響も大きいので、部屋の換気や掃除をこまめにしてホコリやダニを溜めないようにしましょう。